イオンは11日、ベトナム南部ホーチミン市郊外で同国1号店となる大型ショッピングセンター(SC)「イオンモール タンフーセラドン」を開業した=写真。親日的な国民性を持つ同国で日本商品や日本式サービスをテコにシェア拡大を目指す。
同店は総合スーパー「イオン」を核に衣料品、飲食、映画館など約120の専門店を併設する。日系企業約30店が出店し、セルフ式讃岐うどん専門店「丸亀製麺」などベトナム初進出の店がこのうち半数を占めた。
今月1日に部分開業、週末には1日当たり約7万人が来客した。11日もすしの販売コーナーなどに行列ができた。イオンの岡田元也社長は同日の記者会見で「ベトナムは日本の商品や食べ物に対して好意的だ。その期待を裏切らないようにしたい」と話した。
イオンが東南アジア諸国連合(ASEAN)で出店するのはマレーシア、タイに続き3カ国目。
日本経済新聞2014年1月12日により